前回の記事では、大人になってADHDであることが発覚した筆者の思春期の頃の困りごとエピソードをかいつまんで紹介しました。
気になる?高校卒業後の進路ですが、私は大学に進学しました。
大学進学当時は自分が「ADHD傾向がある」なんて全く知りませんでしたが
奇跡的に自分に合った行動をとったこともあり、大学受験は成功+自分にあった大学選びをすることができました。
そんな当事者の方や親御さんに少しでも参考になれば幸いです^^
※私が大学受験をしたのは2012年度なので現在とはかなり制度が変わっていることをご了承ください。
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ADHD女子、なんとしてでも大学には行きたい。
成績はいい方でしたが、得意不得意科目の開きが大きかったぽんたろう。
大学受験では必然的に「私立文系」に絞って勉強をしていました。
全日制高校(進学校)からヤンキーの多い通信制高校に転校して、とてもじゃないけど
学習環境が整っているとは言い難い状況でしたが、結果的に難関私立大学に合格することが出来ました。
オープンキャンパスに行って自分に合うかどうかを見極める
私が当時進学した全日制高校はかなりの進学校。
国立大学に進んで当然、成績が良ければ問答無用で国立大学を受験する、
最終的に自分の成績で合格できそうな大学を受験する。
という風潮がありました。
進学当時からこの風潮についていけなかった私。
「成績的に行ける大学を目指す」のではなく「自分が行きたいと思える大学を目指す」
べく、とにかくオープンキャンパスに参加しまくりました。
パンフレットやネットだけではなく実際に校舎を見ることで具体的に進学後の
妄想(笑)もできて、ワクワクが止まりませんでした。
憧れる大学を見つける=モチベーションアップ にも大きく繋がったと思います。
好奇心旺盛、行動力のあるADHDさんは是非とも色んな学校に足を運んで
自分がときめく学校を見つけることをお勧めします。
特性に合っていたAO入試で難関大学への切符を掴む。
一般入試に備えて勉強を進めていましたが、受験回数は多い方がいいと考えてAO入試も受験することに。
(AO受験、結構面接や対策が大変なので進学校だと積極的に受験させてくれなかったりするんですよね^^;)
当時の入試内容は、英語の講義を受講してテストに回答する一次試験と、大学教授の前で大学で学びたいことをプレゼン+面接の二次試験でした。
通常の推薦とは違い、「自己推薦入試」ですので、学校の成績や推薦書は必要ありませんでした。
履歴書のようなものと、志望理由書、大学で学びたいことを書いて提出するぐらいでしたので、ここで通信制高校在籍ということがハンデになることもありませんでした。
英語は一番得意(理数系科目は壊滅的にできない)+人前で話すのは得意
というのもあって、ダメ元で受けたAO入試で合格することができました。
教授陣の前でのプレゼンも、学びたいことがある大学で自分の思いを話せるなんて、、、とワクワクしていた記憶があります。
(好きなことには一生懸命)
ある意味私の特性にぴったりと合った入試内容だったのかもしれません。(笑)
周りに合わせようとせず、ひたすら情報収集&行動が大事。
一般的な公立高校に居ると(一概には今は言えないのかもしれませんが)一般入試や学校での授業態度が重視される指定校推薦を選んで進学する生徒がほとんどだと思います。
実際、私の友達(公立高校在籍)でAO等特色のある受験を選択している子は居ませんでした。
ただ、ちゃんと情報収集すると高校の推薦や成績が不要な入試だったり、大学が求めている人物像によって多様な入試形式が用意されていたりするんですよね。
とにかく、周りに合わせて右ならえするのではなく、情報収集することや行動することが大切だったなと感じます。
- 自分の好きなこと、心がときめくことを見極める
- そのために、実際の学校(オープンキャンパス)に積極的に足を運ぶ
- 勉強での入試一択ではなく、多様性の生かせる入試もチェック
の3点が大切だよと(経験者の結果論ではありますが)お伝えしたいです。
ADHDではなくても、普通に娘にも上記のことは伝えていきたいなと思っています^^